ブログ
2025年 4月 19日 模試の活用法について
みなさん、こんにちは!
本郷三丁目校 校舎長の大友です!
日中は汗ばむ季節となってきましたね!
私もそろそろ、スーツを夏仕様のものに変えようか悩んでおります。
さて、今回のブログテーマは
「模試の活用法」です。
ここ最近、本郷三丁目校のブログは模試関連の話題が目白押しですが、
これは4月・6月の共通テスト本番レベル模試(全国統一高校生テスト)をはじめ、東進模試が非常に充実しているためです。
東進模試は「学力を伸ばすための模試」ですので、受けっぱなしにしてしまうのは非常にもったいないです!
そこで今回は、皆さんが模試を隅々まで活用しきれるよう、私からアドバイスをします!
① 復習は一週間以内に
模試の復習は、記憶がまだ薄れていない「受験から一週間以内」に実施しましょう!
すぐに復習することで、「なぜ自分はこの答えを選んだか=なぜ正解or不正解したのか」まで振り返って
勉強することができます。
間違えた問題を復習するのは皆さんも想像つくかと思いますが、
意外に盲点なのが「まぐれ当たりで正解『してしまった』問題」です!
残念ながら、これらも真の実力ではないので、漏れなく復習しましょう。
② 必ず復習・解き直しノートを作成する
模試の復習は、可能なら専用のノートやファイルを作成し、そこにまとめて行いましょう。
見開きの片方に問題を貼り付け、もう片方のページに正解答案や初めて見た単語、自分の間違えたポイントなどをメモしましょう。
ただ正解を「写経」するのではなく、自分がなぜ間違え、どう思考したら正解できたのか、頭を使いながら書くことがポイントです。
また、理想的な復習のゴールは「同じ問題を二度と間違えない」「自力で正解答案を作成できる」ことですので、
特に数学のような、ロジックで思考して答えを導き出す系統の科目は、
復習から数日置いて「自力で正しい思考ができるか」解き直しをすることがおすすめです。
③ 判定・偏差値は、高3前半までは「気にしすぎない」
模試の結果が返却されたとき、多くの高校生が目を奪われがちなのは「得点」「偏差値」「志望校判定」です。
ですが、模試の得点や偏差値はあくまで「現在のあなたの実力」を示しているにすぎません。
当たり前ですが、模試は入試本番とも違い、大学が実施しているものでもないので、
「今」得点や判定が悪かったとしても、それは皆さんの合否には何の関係もないものです。
(※一部の推薦入試などは除きます)
さすがに、本番の迫ってきた高3夏以降(8月頃~)の模試は気にかけるべきですが、
高1・2、高3前半期までは判定や得点に一喜一憂せず、冷静に内容を受け止め、分析しましょう。
④ 総合得点だけでなく、大問ごとの得点にも注目する
私が数日前に書いたブログでも同じことを述べましたが、
まだ学習の進んでいない高1・高2生、あるいは志望校との学力ギャップが大きい生徒の皆さんは、
得点・偏差値面では不利になりやすいです。
ですが、全体の得点が良かった・悪かっただけでは、皆さんの実力は見えないものです。
そこで、成績を見る際は、総合得点や科目ごとの得点だけでなく、大問ごとの得点にも注目しましょう!
例えば、大問ごとに分野がはっきり分かれている模試であれば「数学の全体の得点は3割ほどしか取れなかったが、2次関数の問題は満点が取れた、
よし、次は確率の分野を復習して、次回までに確率の大問の得点を上げよう」などと、「小さな目標」を作ることが出来ます。
「次回までに○○科目を20点上げる!」は途方もなく見えても、「○○の大問はこだわってやろう」であればとっつきやすいですし、
自分の勉強法が正しいか・間違っているか、こまめに確認することにも繋がります。
(直近で勉強した分野が良く取れていれば引き続きその方法でやれば良いですし、
逆に思ったように伸びていなければ、必ず何らかの原因があるはずです。)
マクロの視点とミクロの視点、両方を持ち合わせましょう!
そうしてこまめに成功体験を積み重ねれば、学年が終わる頃にはいつの間にか得意分野がいくつも出現しているはずです。
⑤ 復習「しない」範囲を決める
意外に思われるかもしれませんが、復習にメリハリをつけるのは、私は大いに「アリ」だと思います。
もちろん、一通り正解・不正解に目は通して欲しいのですが、
例えば、英語のそもそものボキャブラリーや文法が固まっていない状態で長文読解の復習をしても、
分からないことの方が多く、復習に膨大な時間がかかってしまいます。
④で話した「大問ごとの視点」にも繋がりますが、例えば、
「自分は英語の苦手意識が強いから、今回の模試は単語・文法問題の復習をメインにしよう」
「次回模試では単語・文法の穴埋め問題・選択問題を完璧にして、次々回で長文読解に挑む下地を作ろう」など、
こうして「今回注力する範囲・しない範囲」を決めることは学習効率を上げることに繋がります。
何度も復習するうちに、復習のやり方自体も効率が上がってきますので、
そうしたら全範囲復習に切り替えましょう。
以上です!皆さんの模試受験が有意義なものになることを願っています!